◎こなもん屋「神戸のたこ焼き屋の神戸たこ焼きはたこ焼きだという話」
本コーナーを造るきっかけとなった「神戸たこ焼き」のサイトも中々活発な活動と探求をなされており、真に結構な事である。最近の調査において兵庫駅前のこなもん屋の紹介がなされていた。
実はこれには我も少し驚いたのである。本年最初の段階で探索した店であるが、神戸たこ焼きを出すとは認識できず、店に入る事はなかった。メニューが「たこ焼き十個三百円」「ネギたこ焼き三百五十円」で大阪式たこ焼きかと見過ごしてしまったのである。しかし神戸のたこ焼き屋のたこ焼きは正にたこ焼きであり、出汁付きたこ焼きであってもそれが当たり前の世界ではそのまま「たこ焼き」であるはずである。つまり「神戸たこ焼き」というのは外部的にいう所の分類名称である。

神戸のたこ焼き屋が「たこ焼き」という以上は十二分に「だしたこ」の可能性はあるのではないと考えられる。実際根元記憶のたこ焼き屋「磯田」のメニューは「たこ焼き」であり、「だしたこ」や「神戸たこ焼き」の名称などはなかったのである。

それはともかく店に入って出汁のたこ焼きの事を聞いてみるとすぐに話は通じたし、すぐに出汁ぶっかけのたこ焼き十個が出てきた。いや話もなにも「たこ焼き」は「たこ焼き」あり、神戸の店である以上「出汁たこ」が出るのは当然である。

しかも店のビラの説明によると出汁の追加も無料であるという。これも新しいスタイルであるが、これは本当にありがたい(これは我が最も望む優れた方式であると思う。子供たちには十二分に必須アミノ酸を摂取して頂きたい。世の犯罪もこれで大分少なくなるだろう)。
当然出汁の追加を頼む。十分に出汁のうま味を堪能出来た。
チューブソースがあり、薬味は七味のみ。ネギや三つ葉はなく、これも古典的であり、正しく「神戸下町たこ焼き」である。味も根元記憶の店のものに近い感じである。
やはり神戸駅、兵庫駅近くにおいては「神戸たこ焼き」は確かに食べる事が出来るわけである。

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