大東流棒術の稽古を重ね、祖父江先生に『大東流合氣棒術祕傳目録』を差し上げた。お礼金などは無用と断って差し上げたのである、代わりに目貫を頂いた。

中々よい亀の目貫である。良く見ると髭付き老亀に玉手箱、釣り竿などが廃されている。となるとこれは「浦島」目貫。太郎は留守模様という事になる。裏目貫は何のモチーフか良く分からない。
ともかく表目貫は立体的であり、金銀銅を用いた見事な細工である。特に亀の顔が迫力がある。無銘であるが、中々の名工の作ではないかと思う。こんなものを見てしまうとアラモノは使えない。現代武道も同じであり、本式の古典武術と比べることが全く無意味である。

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